令和5年第2回定例会において、市政一般質問が行われた。特に、特別支援学校の教育環境充実を求める声が上がり、教室不足の解消が重要な課題として指摘された。佐野正幸議員は、富士見特別支援学校の教室不足について質問を行い、現在の運用状況を確認した。教育委員会は、会議室を普通教室に転用したが、他の教室と比較すると狭いとの意見が多かったと述べた。今後の児童生徒数増加に備えて、「特別教室の活用」により運営を続けていく考えであるとした。また、教室不足は短期的には特別教室を活用することで対応を考えているが、長期的には水谷小学校のような増設を視野に入れる必要性も認識されていた。
さらに、特別支援教育の一環として鍛えられた図書館機能の強化が求められ、学校図書館の独立性が必要であるとの議論が続いた。市は特別支援学校においても独立した図書館空間を設けることの重要性を認識しつつ、現状では他の授業や活動との兼ね合いから適切な図書環境の調整を行っていく意向を示した。特に、読書環境の充実は今後のテーマとして定める必要があるという認識が示された。
次に、びん沼自然公園についての質疑があり、施設の事件や改善点について協議がなされていた。市は、指定管理者との連携を図りながら、市民の声を迅速に反映するべきであるとした。特に公園内でのトイレの数や奥むつきの問題、近隣の渋滞などの問題が再度提起され、迅速な対応を求める声が上がった。
最後に、富士見市配偶者暴力相談支援センターに関する質疑も行われ、専門職の充実が求められた。市はすでに、相談対応を行う基盤が整備されているとしても、民間の支援機関との連携を強化し、継続的な研修を重ねることの重要性を認識しつつある。このように、各議員の切迫の声は市の今後の施策に反映されることを期待され、一層の発展が求められる場面となった。