令和4年第2回定例会が6月16日に開催され、主要なテーマとしてナラ枯れ対策や公園整備が議論された。まず、小泉陽議員は市・県民税等について質問を開始し、令和3年分の確定申告の受付状況や今後の方針について質疑を重ねた。
次に、ナラ枯れについての対策が話題に上がった。今後、ナラ枯れの早期発見や治療が重要であるとの認識が一致し、周辺住民への周知も必要であると強調された。市長は「ナラ枯れは厄介なものであるが、対応策を講じている」と語り、具体的な行動計画が講じられる旨説明した。
また、投票行動支援についても注目が集まり、特に障がい者やセクシュアルマイノリティに対する配慮が求められた。政府の方針として、本人確認時における性別による声掛けの配慮が必要であるとされる。一方、投票時の環境を改善するため、他都市の成功例や課題を参考にしながら、効果的な支援策を講じる必要がある。
さらに、放課後児童クラブの充実についても議論された。子どもたちが安心して過ごせる環境を提供するために、利用者数の増加に応じて施設の整備が急務であるとの認識が広がった。特に、移動式コンテナを使った増設が提案され、新たな試みとして期待されている。
最後に、グリーンエネルギー政策について、市長は「ゼロカーボンシティの実現に向け、公共施設におけるグリーンエネルギー導入を推進する」と宣言し、持続可能な社会を築くための具体的な計画と調査研究が進められることが求められている。これらの取組を通じて、富士見市は今後も市民の利便性を高めた施策を展開していく考えを示した。