令和元年第5回総務分科会が開催され、富士見市の予算修正や健康保険関連の補正予算が議題に上がった。
会議では、最初に議案第98号として令和元年度富士見市一般会計補正予算が審査された。この補正予算には、国のマイナポイントを活用するための情報システム整備に関する費用が含まれている。情報システム課長の櫻井勤氏は、「今回の補正予算は、マイナンバーカードを使った消費活性化事業の一環としている」と説明した。
斉藤隆浩委員からは、本市で予定される具体的なサービス内容についての質問があり、櫻井氏は「マイキーIDの設定支援や、マイナポイントを使った消費活性化の広報を行う」と述べた。また、店舗募集に関しては、具体的な内容については未定であるとのことだ。さらに、情報システム課長は、現在マイナンバーカードを保持している約16,400人への周知方法も計画していると報告した。
次に、議案第99号として富士見市国民健康保険特別会計補正予算が審査された。川畑勝弘副分科会長は、オンラインシステムの改修に伴う利点を尋ねた。保険年金課の久保田智子課長は、「新しく導入することで、健康保険証が手元になくても資格情報が確認できるようになる」と回答した。
さらに、議案第100号で後期高齢者医療事業特別会計の補正予算も審査されたが、質疑応答は特に行われなかった。複数の議案が審査を受け、議案第105号の専決処分も問題なく終了した。
本分科会では、全体的に予算の修正に関する議論が盛んに行われ、市内の医療や生活支援制度の充実に努める姿勢がうかがわれた。会議は滞りなく進行し、午前10時14分に閉会した。