令和2年第2回富士見市議会定例会が開会し、市政に関わるさまざまな案件が審議された。
議会運営委員会委員長の関野兼太郎氏が、5月27日及び本日の会議での協議内容を報告した。今定例会で市長から提出された案件は、議案15件、報告6件、諮問1件の合計22件であり、請願1件や陳情4件も常任委員会に付託することが決定された。
また、議会運営に関する協議が行われ、市政一般質問については、18名の議員が質問を通告している。この質問は、4日間に渡って行われる予定だ。市政一般質問の進行については、詳細な日程が組まれ、議員の質問数が一日ごとに調整されることとなった。加えて、議案付託表に基づいて、各案の委員会への付託が確認された。
このほか、議案第46号「富士見市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例」などの説明も行われた。市長の星野光弘氏が提案理由の説明を行い、改正の目的を明確にした。特に、個人番号の利用に関する規定の整備などが強調された。
議案第47号「富士見市税条例の一部を改正する条例」も審議され、地方税法に基づいて行われる改正点について市民生活部長の清水昌人氏が詳しく説明した。新型コロナウイルス感染症に対応するための特例措置も取り入れられる見通しで、そこでは個人市民税に対する寄付金税額控除の適用の新設が含まれている。
さらに、議案第55号「令和2年度富士見市一般会計補正予算(第3号)」について市長が説明を行い、歳入歳出それぞれの修正が必要である旨を述べ、議会の了承を求めた。様々な施策に基づく補正予算が議論され、特に新型コロナウイルスによって影響を受けた事業に対する支援が重要なポイントとなった。
最後に、議案第60号「埼玉県市町村総合事務組合の規約変更」についても協議され、名称変更に伴う規約の修正案が示された。その後、本日の議事は無事に整い、議会は散会となった。今後の議会日程についても議長から告知があり、市政が進む中で新たな課題に取り組む姿勢が明らかにされた。