令和5年第5回総務分科会が9月6日、全員協議会室で開かれ、各種議案に対する質疑が行われた。特に令和4年度の各決算認定が主要なテーマとなっている。
最初に取り上げられたのは、令和4年度富士見市一般会計の歳入歳出決算の認定についてである。
これは多くの委員からの意見や質問が相次ぎ、特に伊勢田幸正委員からはシティプロモーション課の施策について質疑が行われた。伊勢田委員は、50周年事業の効果を強調し、特に市内駅の発車メロディーの変更についての反響を尋ねた。
シティプロモーション課の平輝軌課長は、この取り組みが全国的な注目を集め、市民の愛着を育むうえで重要であったと説明。また、富士見市マスコットキャラクターの扱いについても触れ、ふわっぴーにまつわる事業が子どもたちに好評であったことを述べた。
次に、国民健康保険特別会計に関する議案が非動議されたことに対し、伊勢田委員からは納税などの問題についての詳しい質問がなされた。税務課長によると、並行して進められた納付相談は順調であり、生活困窮者への対応も行っているとのこと。
加えて、後期高齢者医療事業の運営についても質疑が行われた。令和4年度の医療費が増加傾向であることが指摘され、特に団塊の世代が加わる影響が考慮すべきとされた。これにより、保険年金課長は、医療費の増加と加入者数の動向を分析していることを説明した。
全体を通して、質疑は活発に行われ、各議案に対する具体的な意見や提案が提示された。特に市民サービスの向上や財政健全化への方策に関する議論は、総務分科会の今後の施策に大きな影響を与える内容となることであろう。
最後に、各議案に対する質疑が全て終了し、採決は予算決算常任委員会で行われることが確認され、分科会は閉会した。