令和4年第1回定例会が3月10日に開催され、議員による市政一般質問が行われた。特に新型コロナウイルス感染症対策について多くの発言が上がり、やはりこの時期の重要な議題であることが確認された。
小川 匠市議は、新型コロナの感染拡大を受けて、学校や保育施設での定期的なPCR検査の実施を求めた。市教育委員会では、症状のある者や濃厚接触者への対応として、必要に応じて医療機関での検査を実施しているが、全職員を対象にした定期的なPCR検査は現時点では実施予定がないと回答した。
また、市教委が行った学校教育の取り組みとして、報告の中で、児童生徒の学習を保障するために端末が有効であるとの説明があり、オンライン学習の実施などの成果を強調した。それを受け、小川市議は、学校における感染症対策が進む一方、アナログでの授業も大切にしてほしいと指摘した。
次に議題は気候危機対策と環境施策の充実についてだ。これに関しても多くの声が上がり、特にZEB(ゼロエネルギービル)の導入や再生可能エネルギーの地産地消についての質問がされた。市の担当者は、ZEBの実現に向けての積極的な施策を模索すると述べた。
熊谷麗市議は、スポーツ施設の整備についても言及し、特に市街化へ編入に向けた各種スポーツ施設について詳しい情報提供を求めた。現在の計画では、ガーデンビーチ跡地に多世代が利用できる施設の整備を考えており、テニスコートやサッカー場の建設についても一歩前進を期待する声が上がった。
最後に、市民生活に関する課題について議論された。消費税インボイス制度導入の影響や市道の信号機の設置問題に関する質問があり、地域のニーズを反映した施策をさらに推進していく必要性が説明された。