令和4年第4回富士見市議会定例会が12月21日に開催された。議会運営委員会の田中 栄志委員長は、今回提出された議案は全て審議することを報告した。重要な議案の中には、富士見市職員の定年延長に関する条例や、一般職の職員給与に関する改正案が含まれている。
特に、議案第86号では、定年が段階的に延長されるに伴い、安心して働き続けられる制度の整備に関する議論が交わされた。
宮尾 玲議員は、年金支給額の引き上げや職員の雇用形態の多様化について言及し、ぜひ市がその対策を検討することを求めた。根岸 操議員も賛同し、安定した労働を促進するための必要な施策を提言した。
また、議案第90号に関しては、富士見市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定が可決された。この新条例では、個人情報保護の強化が図られると期待されている。
さらに、常任委員会からは、学校給食費の無償化に向けた意見書も提出され、木村 邦憲議員は子どもたちの貧困対策としての重要性を訴えた。国連の勧告にも基づき、全ての子どもが必要な食事を確保できるような制度を求められた。
他にも、各委員会からの報告や新たに提出された意見書についても討議があり、賛成・反対の意見が相次ぎ、活発な議論が展開された。
全ての議案および意見書は原案通り可決され、富士見市の各政策が今後充実し、更なる市民サービスの向上が期待されている。