令和5年第4回定例会において、市政一般質問が行われ、数点の重要なトピックが議論された。特に、新型コロナウイルス感染症対策や学校給食費の無償化、鶴瀬駅東口の整備進捗、スポーツ施設の整備などのテーマが浮かび上がった。これに関連して、根岸操議員は感染症対策の現状を詳述し、市長の説明を求めた。感染症対策について健康福祉部長の鈴木貴久氏は、市の感染状況を把握しているが、今後の流行が懸念されるとの見解を示した。一方、ワクチン接種状況についても、接種率が減少していることを指摘し、市民への啓発強化が求められた。
次に、学校給食費の無償化に関して、根岸議員は他自治体の事例を挙げ、「公立小中学校での無償化を進めないのはなぜか」と市の見解を問い、教育部長は無償化の動向を見守っていく姿勢を示した。また、鶴瀬駅東口の整備状況については、都市整備部長の新井雅彦氏が進捗を報告し、駅前広場の大屋根が完成したと強調した。
スポーツ施設整備については、市民参加型での施設維持の重要性が討論され、また、草刈りや清掃ボランティアの制度導入についての参考意見が示された。市民の要望や意見の反映も重要な視点として議論され、特に健康福祉部長は、医療費のお知らせのプライバシー保護に対する市の対応について言及した。最後に、道路側溝の定期清掃について市民への周知も重要であるとし、危機管理監は必要に応じて清掃作業を実施していることを伝えた。
今後、市はこれらの意見を踏まえ、より実効性のある施策を進めることが期待され、特に市民から寄せられる意見や要望を真摯に受け止める姿勢が求められている。また、地域公共交通の整備や環境美化についても、市民参加型の取り組みがますます重要となることが予想される。