令和元年第2回定例会では、高齢者の生活向上やごみ収集などの重要な課題が議論された。
勝山祥議員は、介護保険を活用した高齢者の生活向上について質疑を行った。特に福祉用具購入費や住宅改修費の利用件数が注目され、健康福祉部長の大森重治氏によれば、平成30年度の福祉用具購入は234件、住宅改修は272件であり、例年並みの実績だとのこと。さらに、利用者の意見としては、支払い方法の問い合わせが主であり、利用状況の周知を進めることが課題であると強調した。また、受領委任払いの要件緩和を提案し、より利用しやすい制度への改善が求められていた。
次に、ごみ収集について勝山議員は、市民の維持管理に依存したごみ集積所の現状と課題を取り上げた。自治振興部長の古寺優一氏は、現行システムの維持には地域住民の協力が不可欠であると述べた。具体的には、個別回収や戸別回収の必要性が示唆され、高齢化進展を見据えた制度見直しが求められている。さらに、地域間での意見交换が不足しており、今後の連携強化が重要であるとの認識が示された。
ラグビーワールドカップ2019に関連して、勝山議員は本市の取り組みに関する質問を投げかけた。教育部長の林みどり氏は、ラグビーイベントの参加や市民広場でのパブリックビューイング開催を進めていく意向を示した。ラグビーイベントを通じて本市の認知度向上へ向けた努力が期待される一方で、各種課題への具体的な対策も必要とされる。