令和4年第1回定例会において、富士見市議会は一般会計当初予算及び関連施策に関する質疑を行う。主な焦点は待機児童問題、自殺対策、障がい者施策、新型コロナウイルス対策等である。特に、市税収入の見積もりに対する質疑が多く寄せられた。市民生活に支障をきたさないように、丁寧な納税相談が求められている。市民からの意見を反映させる姿勢が今回の予算にも示されており、特に新型コロナウイルスによる生活困窮者への支援が強調された。河川整備や水害対策など安全・安心なまちづくりへの取り組みもアピールされた。
また、ゼロカーボンシティ宣言を行うことが強調され、環境問題に対する市の姿勢が問われている。特に、再生可能エネルギーの導入や市民、企業への環境意識の向上について具体策が期待される。近年の地域農業振興や教育関係施策も重要な課題であり、誰もが住みよい社会にするための施策が求められている。
教育分野では、特にデジタル化を進める中での学力維持や教育手法の工夫、または安全で安心な学校生活を保障するための支援体制の強化が議論された。感染拡大を考慮した安全管理のもとで、従来の教育課程を維持するためにも一層の工夫が求められている。
このような多方面にわたる質疑・応答を経て、委員会審議に繋がる具体的な施策が期待されている。市長及び各部長の責任で、福祉、教育及び防災、地域活性化に向けた施策、今後の行政の進むべき道を明確にする必要性が強調されている。適切な政策決定が求められる中、市民全体の参与を目指す姿勢がより一層の市民への期待に応えるものとなることが明言された。