令和5年第2回定例会が5月30日に開会された。
議長の田中栄志氏は出席議員を確認し、議会の成立を認めた。議事に先立ち、議会運営委員会院長の勝山祥氏は、議会の運営に関する報告を行った。今定例会では、議案が17件、諮問が1件、報告が6件、合計24件の案件が確認された。
会期は5月30日から6月21日までの23日間に決定された。閉会中の所管事務調査に関する報告も行われ、各常任委員会の委員長から進捗が報告されることが期待されている。特に総務常任委員会は、新庁舎整備に関する活動方針を示し、文教福祉常任委員会は教育施策の充実を目指すことを強調した。
入間東部地区事務組合議会議員補欠選挙についても議論され、斉藤隆浩議員が指名された。議長は議会の透明性を高めると共に、市民の理解を深めるための資料要求を連携した。他の議案に関しても、富士見市税条例や都市計画税条例の改正について説明が行われ、森林環境税など新たな課税基準が導入されることが確認された。特定小型原動機付自転車に関する軽自動車税の改正も言及され、今後の提案が期待される。
星野光弘市長は、経済環境への対応策として、富士見市の財政運営の柔軟性を維持する重要性を述べた。また、補正予算案においては新型コロナウイルスの影響を考慮し、全市体制での支援が不可欠であると強調した。特に、高齢者や障がい者の支援に対する新たな施策が議論され、地域のニーズに応じた対応が今後の課題となる見込みだ。
最後に、議長は6月2日に再開される本会議に向けての備えを指示し、議会の円滑な運営を呼びかけ、本日の会議を散会した。