令和5年第3回定例会が9月1日に開催され、議案や報告が議題に上がった。
今回の定例会では、諮問第3号と第4号の人権擁護委員の推薦に関する審議が行われ、いずれも賛成多数で同意された。
次に、令和4年度の富士見市一般会計継続費精算報告書や下水道事業会計精算報告書についても報告があり、質疑後に承認された。
公益財団法人キラリ財団の令和4年度決算では、同法人が市の文化発信拠点としての役割を果たしていると確認され、市民との協力による事業数が52件に達した。
特に、地域活性化やアートイベントの展開に成功したと評価された。
市長の星野光弘氏は、報告第10号で債権放棄について述べ、必要な施策として理解されている。
議案総括質疑では、「富士見市災害派遣手当等の条例改正」や「国民健康保険特別会計の補正予算」などが取り上げられた。
特に、国民健康保険に関する議案では、加入者数の減少とそれに伴う保険税負担の増加が問題視された。
議員からは、県の方針に従いつつも、市民の負担を減らすための方策について再考する必要があるとの意見も相次いだ。
また、教育関連の施策も多く議論され、特に不登校児童への支援やスクールソーシャルワーカーの配置の有効性が確認された。
さらに、地域支援事業費の増加や特別養護老人ホームの整備が必要であるとされ、今後の施策における方針と役割が引き続き見直される必要があると示唆された。
このように、多くの課題が浮き彫りになったが、同時に市の取り組みや市民の声をしっかりと反映し、次のステップへと進んでいく姿勢が求められている。