令和2年9月定例会が開催され、市政に関する一般質問が行われた。足立志津子議員は台風第19号の影響を受けた水宮地区の浸水対策について質問した。具体的には、雨水貯留施設の調査結果や整備計画の必要性について言及し、地域住民の期待を反映させる必要性を強調した。その後、中高層建築物関連の条例については、紛争の防止や調整の仕組みが必要である旨が議論された。市独自の少人数学級の先行実施についても、教育の現場での新型コロナウイルス影響を鑑み、学習環境を整える努力が求められていると述べられた。さらに、江戸屋の整備計画を通じた地域文化の継承が重要であることが指摘された。
次の議題に移り、教職員の働き方改革において、変形労働時間制の導入問題が取り上げられた。郡内の小中学校での教職員の時間外勤務が問題視されており、その改善策が求められている。また、県道さいたまふじみ野所沢線における大型店舗に通じる交通安全対策が必要とされ、具体的な対策方針が協議されることとなった。
さらに、新型コロナウイルス感染症への感染拡大防止策が各教育機関での取り組みとして報告され、特に児童生徒に関連する取り組みが強調された。教育委員会は、地域住民との連携を深め、小学校や中学校における状況も考慮して、いじめ防止策や見守り活動についての新たな提案を行うことを示唆した。
市内のいじめ問題に関しては、やや増加傾向にあり、年々多様な形でのいじめが認知され、地域全体の協力が求められるといった内容が述べられた。
総じて、議会では多くの意見や場面で市民の意向を反映しながら、周辺住民や地域の文化を大切にした市民参加型の政策推進に対する期待が高まっていた。