令和6年3月定例会での一般質問では、特殊詐欺や交通安全対策など、市民生活に密接に関わるテーマに焦点が当てられた。
まず、特殊詐欺の状況については、埼玉県内での被害件数が増加傾向にあり、必要な防止策が求められている。埼玉県のデータによると、2023年の認知件数は約1万9千件、被害額は約441億円と報告されている。特に電話が手段となるケースが多く、高齢者が標的にされることが多い。市は、振り込め詐欺対策機器の購入費補助や、防犯講話、注意喚起放送などを行っているが、依然として被害は相次いでいる。市としては、さらなる施策の強化が求められている。
次に、道路通学路の交通安全対策においては、白線の消失や交通標識の設置状況が問題視されている。市民からの要望が多い場所では、新たな白線の設置や視認性の確保を進めるとしており、安全性の向上を図る努力が続けられている。更に、地域での運転手の意識向上も重要視されており、教育や啓発活動が行われている。
エコパの管理運営についての質問では、バーデプールの天井修繕に関して意見があがった。天井の変形問題が発生しており、この原因や今後の対応策が注目されている。市の責任者への確認も行われ、類似施設の経験を持つ館長が選任されていることが確認された。
最後に、子育て支援に関する議論もあった。市は「子育てするならふじみ野市」を標榜し、さまざまな施策を展開している。今後も引き続き、市民の声に耳を傾け、実効的な施策を講じていくことが求められている。