令和3年3月1日、ふじみ野市議会第1委員会室で、総務・教育分科会が開催された。
本日の会議では、令和2年度ふじみ野市一般会計補正予算(第13号)と、令和3年度一般会計予算案について審議された。これらの予算案には、新型コロナウイルス感染症に関連した支出が含まれており、特に「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」が大きな焦点となった。
会議では、伊藤初美副分科会長が「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金について、具体的にどう活用されているのか」と質疑。水上勝財政課長は、「高齢者へのPCR検査に関して、県からの補助金を活用している」と回答した。また、金濵高顕委員が消火栓の新設・更新について質問し、具体的な計画を示した。調査の結果、地域の消防団員や自主防災組織からも意見を聴取し、住民の安全な環境づくりが進められることが強調された。
さらに、防災井戸の保守点検について質疑があり、舩津誠危機管理防災課長は「年に6回の保守点検を行っている」と述べ、水害や地震に備えた設備の保全が重要だと強調した。特に、葦原中学校や花の木中学校に設置されている防災井戸については、浸水想定地域に位置しており、委員からは設置場所の見直しが求められた。
また、振り込め詐欺対策の機器についても触れ、自主防災組織や地元住民と連携した取り組みが強調され、地域全体での防災意識向上が必要であることが確認された。これに関連し、川畑京子委員が「高齢者向けの啓発品配布計画」があるか質問し、課長は「民生委員等の協力のもと流通させる予定である」と答えた。これは、地域の防災力向上に寄与する考えだ。
総じて、本分科会は、地域住民の安全確保に向けた多方面からの取り組みを確認し、今後も市民に寄り添った施策を推進していく姿勢を示した。特にコロナ禍での新しい生活様式に基づく防災訓練や啓発活動の重要性が再確認された。