令和6年3月に開催されたふじみ野市市民・都市分科会では、一般会計予算や水道・下水道事業の予算案が議論された。
この会議では、令和6年度のふじみ野市一般会計予算についての質疑が多く行われた。特に農林業費において、加藤恵一委員が地域計画策定の取り組みについて質問した。この件について、産業振興課長の葛籠貫智洋氏は、地域計画が昨年の法改正に基づき、川崎や駒林など4地域で進められていることを説明した。さらに、令和6年度の第2回協議会を行う予定であると述べた。
また、塚越洋一委員からは、武蔵野の落ち葉堆肥農法推進協議会への負担金増額について質問があった。この件についても、葛籠氏が昨年認定された後の周知活動と共に、地域の農家への支援を継続すると述べた。シティプロモーションの観点からも重要な取り組みとされ、地域経済への貢献が期待されている。
水道事業の予算案では、上下水道課の北澤豊課長が大井浄水場の機能点検や整備の進捗状況を報告した。特に、設備の調査・点検を通じて書類審査が終わり、今後契約締結に向けて進められることが明らかとなった。地域住民への周知も密に行う方針であり、安全対策は市民の安全に直結するため非常に重要である。
下水道事業予算案についても説明された。経営状況は良好で、今のところ料金改定の必要がないとされるが、今後の情勢次第では再検討が必要とされている。また、川崎調整池の整備についても進行中であり、令和7年度に完成予定とされている。地域の浸水対策として、大いに期待される事業である。
全体を通して、ふじみ野市の各種予算案は地域の特性に合わせた取り組みが進められており、それぞれの委員からは具体的な提案や意見が寄せられ、地域住民の充実した暮らしを守るための施策が多く議論された。