令和元年12月5日、ふじみ野市議会にて予算・決算常任委員会の総務・教育分科会が開催された。
この日は、一般会計補正予算に関する三つの議案が審査され、議論が交わされた。特に第80号議案における消防費の補助金に関する質疑が注目された。
伊藤初美副分科会長は、浸水建物排水処理費補助金について質問し、業者を利用しない初動対策について言及した。舩津誠危機管理防災課長は、補助金の目的を説明する中で、排水処理対象の具体例を挙げながら「行政は公の道路における排水作業を行う責任がある」と述べ、現状の課題についても言及した。
また、谷新一委員が災害要行動支援者についても質問した。内田忠佳建築課長は、登録人数には触れないまま、被災台帳の取り扱いや抽出作業の進行を報告した。
さらに、本日は災害救助法の適用基準に関する質疑も行われた。谷委員は、過去の適用の判断について疑問を呈し、基準の透明性を求めた。舩津課長は、被害状況に応じた基準の運用について弁明し、今回の特別警報の発令を例に挙げることで判断が行われたと説明した。
第81号議案においても、県支出金に関する議論が行われ、谷委員がその登録者数を尋ねる場面があった。
最後に、第83号議案についても質疑があり、包括的な審査が行われた。山田敏夫分科会長は、各議題が無事に審査を終えたことを受け、分科会の動きを一任することを決定した。
この会議を通じて、ふじみ野市の災害対策や教育施策における重要な議題が取り上げられ、今後の施策展開が期待される。