令和5年3月8日、ふじみ野市定例会にて、市政に対する一般質問が行われた。議員たちは、キャラクター活用や、環境対策、保育施設の運用など、さまざまなテーマについて議論を展開した。
初めに、金濵高顕議員が述べたのは、市内の保育所におけるおむつ処理についてである。市内19の公立保育所が、保護者におむつを持ち帰らせているが、国の通知により、保育所が使用済みおむつを処分することを推奨されているという。この変更により、保護者及び保育者の負担軽減が期待されると述べた。
次に、坪田敏孝議員からは、ふじみ野市のオリジナルキャラクターを用いたまちづくりの提案があった。ふじみんや、歴史まんがキャラクターの利用価値を強調し、市民が愛着を持つことで、地域の活性化になると述べた。また、地域振興の一環として、他の自治体とコラボレーションする取り組みも提案された。
島田和泉議員は、ゼロカーボンシティ宣言を受けて、環境対策に関する質問を行った。公共施設の省エネ化や、CO₂排出量の現状把握について触れた。また、電動ゴミ収集車導入の必要性についても言及し、持続可能な都市づくりを求めている。さらに、ecoタクシーの導入など、新たな取り組みの必要性が訴えられた。
失業率や経済情勢を踏まえ、さまざまな施策が試みられる中、加藤恵一議員は、地域の観光振興や、中小企業への支援の強化など具体的な施策を求めた。市が主体的に動く必要があるとの認識が示された。
今回の定例会では、議員たちがさまざまな角度から地域振興や、環境問題、子育て支援について積極的に意見を交わした。地域のキャラクターや文化、環境施策を通じて、ふじみ野市に住む市民の幸せを追求する姿勢が見受けられた。より良い未来を目指して、これからも市と市民が協力し合う動きが期待される。