令和元年第3回ふじみ野市議会定例会が始まった。
議長の小林憲人氏が会議を開会する中、出席議員は21名となり、議会は成立すると確認した。最初に、会議録署名議員が指名された。
次期議会の運営に関して、議会運営委員会の小高時男委員長が報告を行った。次回の会期は、9月26日までの28日間と定められた。市長からの報告に対する質疑の方法は、報告ごとに一件ずつ行うことが決まった。
高畑博市長は、開会に際して挨拶を行った。
市長の挨拶では、異常気象が報告され、特に九州北部では記録的な豪雨による浸水が懸念されていると指摘した。日本全体では、猛暑や台風の影響も多発しており、自然災害に対する備えの必要性が強調された。
さらに、今年初めてのふじみ野の夏の活気を称賛した。大いに盛り上がった地域のイベントに触れ、運営に関与した関係者への感謝も述べた。
市政関連の報告では、8月から開始したごみ分別アプリに外国語対応版が追加され、多文化共生の取り組みを進めていることが紹介された。これにより、5つの言語に対応し、地域の外国人住民に対する配慮が強化された。
また、選挙関連の議案の審議として、令和元年度ふじみ野市一般会計補正予算(第3号)が提案された。選挙準備に必要な費用を計上しており、歳入歳出はそれぞれ3,131万2,000円の追加が見込まれている。
質疑の際、島田和泉議員の質問に対して、選挙管理委員会の粕谷直樹書記長が説明を行った。選挙費用の一部は市の負担であり、備品購入費として予算に反映されていると回答した。
最終的には、第58号議案は満場一致で可決された。議会は休会日を挟みつつ、今後の議案調査に向け続けられる予定である。