令和4年3月に開催されたふじみ野市の市民・都市分科会では、令和4年度の一般会計予算や水道および下水道事業予算が議題に上がった。
市民・都市分科会の山田敏夫分科会長が開催を宣言し、委員たちはそれぞれの議案について議論を交わした。特に、一般会計予算案では土木費、交通政策関連の質疑が多くを占め、さらなる市民サービス向上策が模索される中で、公共交通の運行に関する要望が寄せられた。
鈴木美恵委員は、市内循環ワゴン運行検討業務に関連して、市民から寄せられる様々な要望について質問。この事業には令和5年度運行開始を視野に入れたコースおよびダイヤの再検討が含まれる。都市計画課長の谷古宇洋介氏は、進捗状況について説明し、協議会を通じて具体的な運行案が進められていることを明らかにした。
また、下水道事業については、新たに川越江川川崎調整池への整備計画が進行中であり、地元住民に向けた説明会が7月に予定されていることも言及された。これにより地域の浸水リスクを低減する施策が図られる。
このほか、上下水道事業についても注目が集まる中、老朽化した水道管の更新が進められることが確認され、国の施策に基づいた重点整備が進められる意義が強調された。加えて、水道事業経営戦略に基づく収益の確保や公共サービスの向上が求められている。
この分科会では、今後の施策に必要な基本方針の再考も重要で、地域住民の皆様が安心して暮らせる環境を整備するための議論が続いていく。