令和5年第3回ふじみ野市議会定例会が開催された。
市議会は、出席議員21名で成立となり、各日程が順調に進行した。この会議では、会期を9月22日までの26日間と決定したことが重要なポイントとなった。
議会運営委員長の小林憲人氏は、次期議会の運営について報告を行った。特に、質疑の方法についての取り決めがあり、報告第23号から報告第29号までの7件の報告に対して、個別に質疑が行われることになった。
高畑博市長は、市議会において行政報告を行った。市長は、日本全体が厳しい暑さに見舞われていることに言及し、熱中症対策など体調管理の重要性を強調した。また、令和4年度のふじみ野市一般会計の納税率が過去最高の99.34%に達したことにも触れ、達成に対する感謝を議員に伝えた。
さらに、今年の夏には新型コロナウイルスによって中止されていた地域のお祭りが復活したことを喜ばしく述べ、「ふじみ野音頭」や「We Loveふじみ野」といった市民参加型のイベントが地域の活気を取り戻す要因になったと述べた。
市長は、報告第23号として令和4年度ふじみ野市一般会計継続費精算報告書など、合計で27件の報告を行った。これに続いて、令和4年度の財政健全化判断比率や、債権管理に関する報告も行われる予定である。特に、財政の透明性を確保するための取り組みが重要視され、各会派からも積極的な意見が寄せられる様子が伺えた。
会議においては、議会運営委員会の視察調査に関する報告も行われた。小林憲人委員長は富山県の議会視察の結果について述べ、議会監査機能の充実に向けた取り組みを紹介した。これに対しても議員たちからは賛同の声が上がり、議会の活動が一層活性化していくことが期待される。
今後さらに市民との対話を重視し、地域の課題を解決するための議論の場が設けられることが期待されている。議会の活動を支える市民に向けても、より一層の情報提供が重要であり、議員はその実施に向けた努力を続けていく必要があるだろう。