令和4年第7回予算・決算常任委員会市民・都市分科会が開かれ、重要議案が審議された。
特に注目を集めたのが、令和4年度の一般会計補正予算案である。この補正予算に関しては多くの質疑があり、出席した委員から様々な意見が寄せられた。西和彦分科会長は、「文化・スポーツ振興課関連の補正について、必要性を理解しているものの、当初予算での計上が望ましい」と指摘し、早急な改善を求めた。
補正予算の一環として、文化・スポーツ振興課長の吉村敏世氏は、体育館のトイレ改修や産業文化センターのお知らせについて説明。この中で、「トイレの洋式化を急ぐ必要があり、使用者の利便性を考慮した結果である」と強調した。また、産業文化センターの壁紙の改修についても、利用者からの声を反映させた結果だと述べた。
続いて、議案審査においては、令和3年度の決算認定が行われた。山田敏夫委員は、市民憩の森管理運営事業の潤滑性を考慮し、伐採業務費用について質問を投げかけた。村田頼信協働推進課長は、「伐採作業は所有権の確認を経て行われており、安全性・環境保護が主眼にある」と回答した。
さらに、ポイ捨てや環境美化に関連した取り組みが強調され、「環境美化活動を通じて市民の意識を高める必要がある」と、委員から慎重な意見が出された。環境課長の宮寺和美氏は、「環境美化活動を定期的に実施し、成果を上げている」と報告した。
また、商工費においては、企業誘致推進事業の状況が報告され、市民との交流や意見交換の強化が求められた。商工会補助金に関する質疑では、加入率向上へ向けた計画が話し合われ、「市民の理解と協力が不可欠」と強調された。
このように、各委員の意見や質問が飛び交う中で、より良いふじみ野市に向けた様々な施策が議論された。