令和元年第3回ふじみ野市議会定例会では、様々な議題に関して議員からの一般質問が行われた。
まず、子ども食堂についての質問があり、山田敏夫議員は地域の子どもたちへの食事提供の現状と、市の支援策を求めた。これに対し、山中昇福祉部長兼福祉事務所長は、市内には現在3つの民間団体が子ども食堂を運営しており、年代を超えた交流活動が行われていると報告した。さらに、今年度から地域力強化推進事業が始まっていることも紹介された。これにより、地域の福祉的課題が早期に察知され、対策が進むことが期待されている。
次に、イトーヨーカドー撤退後の跡地利用についても質問があり、都市政策部長の櫻井進一は、撤退後の計画について民間事業者が共同住宅の建設を検討中であると述べた。道路の管理や地域の生活に与える影響等にも言及し、今後の動向が注目されることが強調された。
また、全国学力テストについての発言もあり、西和彦議員がふじみ野市の結果について質問した。教育委員会の朝倉美由紀学校教育管理監は小学校の正答率が全国平均を下回っていることを指摘し、改善が必要であるとの認識を示した。この結果を活用した教育施策の推進が求められている。
最後に、新学習指導要領に関する質問では、来年度からの実施に向けて教育部長が制度改正の背景や、指導体制の整備について説明した。特に、小学校5・6年生の英語教科化に伴う指導方法や教師の研修体制の充実が強調された。
このように議会では、地域社会の現状や教育環境改善への取り組みが議論されている。今後の施策における市の姿勢が期待される。