令和4年12月6日、ふじみ野市議会第1委員会室で第96号議案の審議が行われた。
本議案は、ふじみ野市一般会計の補正予算(第7号)に関する内容である。議題では、歳入や歳出、公共施設の電力供給契約といった様々な項目が焦点となった。
特に注目されたのは、電力供給契約とその見直しである。民部佳代分科会長は「安定した電力供給が見込まれる」とした上で、東京電力エナジーパートナー株式会社との契約手続きが進んでいることを説明した。これにより、電気料金が平均で16%程度抑えられる見込みである。各委員も、燃料価格調整の懸念について質問を行い、大野仁志資産管理課長が慎重な積算を進める考えを示した。
また、ガス代の高騰にも触れられ、上福岡西公民館の電気・ガス代が前年と比較して約40%の増加があることが明らかになった。内田徳子社会教育課主幹は、物価高騰や使用量の増加が要因と述べ、今後の対応について慎重に進める考えを示した。
教育関連では、タブレット落下防止器具の備品購入に関する質疑が挙がった。工藤淳教育総務課長は、児童生徒の学習環境を快適にするための必要性を強調した。今後の更新計画についても言及し、新たな机の導入についても計画していると説明があった。
加えて、江川分館と学園分館の屋根修繕についての質疑も行われ、内田社会教育課主幹が、両分館の劣化を防ぐための修繕内容とその経緯を詳しく述べた。特に、集中豪雨の影響を考慮し、それに対する対策が急務であるとの認識が示された。
最後に、郷土資料館に関連するバリアフリー対応が議題に上がり、高崎直成社会教育課主幹が設置場所と改修の内容を詳しく説明した。新設されるバリアフリートイレについて、将来的な利用者の利便性を高めるための工夫が追求されていることが伺えた。
審査は全て終了し、今後の報告書作成は分科会長に一任されることが確認され、会議は無事に終了した。