令和4年12月に開会したふじみ野市議会の定例会では、重要議題が多く論じられた。
議長の山田敏夫氏は、出席議員が19名であることを確認し会議の成立を宣言した。
まず、会議録署名議員の指名や報告が行われた。
報告第25号の議会運営委員会の調査報告において、委員長の大築守議会運営委員長は、会期を12月20日までの21日間とすることを報告した。
市長の高畑博氏は冒頭のあいさつで、カタールで開催中のFIFAワールドカップを振り返り、日本代表の活躍を称賛した。
さらに、秋の催しなどを通じた地域のつながりの重要性について言及した。また新型コロナウイルスの感染状況及び冬季のインフルエンザとの同時流行についても懸念を示し、ワクチン接種の重要性を強調した。
高畑市長は、相次ぐ地震に備えた防災訓練の実施状況を報告し、地域防災力の向上に努める意向を示した。
訓練後には実際の地震が発生し、改めて防災の意義が体感されたことに触れた。
この日の議会では、損害賠償についての専決処分が2件報告され、質疑が設けられた。
また、全国都市問題会議の報告では、原田雄一議員が、長崎市での参加内容を共有し、地域活性化の重要性も訴えた。
さらに、議案の上程と市長提案理由説明が行われ、令和4年度の補正予算案や税制改正案に関する説明が続いた。
特に、補正予算案では新型コロナウイルス対策として市民生活支援のための措置が盛り込まれた。
市長は、議員には今後も協力を求める姿勢を示し、開会にあたっての挨拶を結んだ。逆境を乗り越え、新たな施策を進める重要な会議となった。