本日は、令和4年市民・都市分科会が開催された。
議題は「令和4年度ふじみ野市一般会計補正予算(第2号)」である。特におおい祭りと七夕まつりの中止について議論が行われた。
鈴木 美恵委員は、ゼロに近い状況になったおおい祭りについての市民からの意見を取り上げ、代替案を求めた。協働推進課長の村田 頼信氏は、祭りの中止は健康と安全を最優先にした結果であると説明した。さらに、ホームページでおおい祭りの歴史を周知する取り組みを語り、市民と祭りへの思いをつなげる努力を惜しまないことを強調した。
次に、塚越 洋一委員は子供たちへの影響を危惧し、3年間の中止がもたらす継承困難な状況に対し行政の対応を求めた。村田氏は、実行委員会が次年度に向けた活動を計画している旨を述べた。
近藤 善則委員は、隣の川越市で祭りが行われていることを引き合いに出し、ふじみ野市の中止決定の背景を尋ねた。産業振興課長の葛籠 貫智洋氏は、参加者の健康を考慮し、中止の決定が総意だったと説明した。
また、小林 憲人委員は、今後も感染防止対策とともに、地域の皆と協議を進める必要があると指摘。さらには、竹飾りのメインイベントについても気持ちを盛り上げるための支援策が求められた。葛籠氏は、竹飾りの実施を計画していることを報告し、次年度に向けての地域との連携についても意欲を見せた。
質疑の中で、塚越氏は市が主体としての責任を持つべきだと主張。これに対し葛籠氏は、市としての責任と共に今後のコミュニティ形成活動に積極的に参加していくと答えた。
会議は全体を通して地域愛と祭りの重要性が強調された。委員たちは、地域の一体感を高めるための具体的な施策に期待を寄せている。