令和2年9月7日、ふじみ野市議会第1委員会室で、総務・教育分科会が開催された。該当会議では、令和元年度の一般会計歳入歳出決算の認定について詳しい議論が行われた。
主な議題は、令和元年度のふじみ野市一般会計の決算に関するものであり、特に教育分野での流用や充用の理由が数多く取り上げられた。
原田委員は、教育指導費や教育振興費に関して流用が多く見られることを指摘し、その理由について質問した。こちらに対し、学校教育課長の清水篤史氏が詳しい回答を行った。清水氏によると、臨時休業期間中に児童生徒の家庭学習を支援するための動画制作にコストが発生し、それが関連する流用につながったと説明した。
また、富士見特別支援学校に関する不調契約についても言及があり、原田委員は「毎年新たに契約を結ぶことに問題があるのではないか」と指摘した。清水氏は、特別な支援が必要な生徒を運ぶバスの選定について、その特性に合った運営が求められるため、特定の業者と随意契約を行っているとし、その理由を説明した。
さらに、学び育ちサポーターの配置状況についても議論された。副分科会長の伊藤初美氏が「支援員の運用方法について、各学校間での差がある」と問いかけたところ、教員の制約や支援対象児童のニーズに応じた柔軟な運用がされていると清水氏は述べた。
この他にも教育相談事業の相談件数や内容、また傾向についても報告された。改善のための取り組みについても活発な意見交換が行われた。各委員は、より効果的な教育支援を実現するための具体的な方策について、引き続き検討が必要であるとの認識をもち、今後の動向に注視している。
最後に、教育委員会と学校の連携についても問われ、教育課題に対するそろったアプローチが重要であるとの意見で一致した。