令和元年6月26日、ふじみ野市議会の定例会が開かれ、各議案が慎重に審議された。
日程には、彩の国さいたま人づくり広域連合議会議員選挙と埼玉県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙についての結果報告も含まれており、新座市議会議長などの当選が確認された。
最も注目されたのは、第43号議案の令和元年度ふじみ野市一般会計補正予算(第2号)である。これに賛成討論を述べた山田敏夫議員は、予算が未婚の児童扶養手当受給者への支援や森林環境譲与税の使途に基づくことを強調した。他の議員も賛成し、採決の結果、可決された。
次に、第44号議案の文化施設整備事業者選定委員会条例もろもろの賛成討論により通過した。この中で、委員会の公平性と透明性の確保が求められた。
第45号から第52号の議案に関しても、手数料条例や税条例の改正が提案され、各常任委員会での審議報告に伴い、原案通りの可決となった。特に、第50号議案の介護保険条例改正に対しては、市民生活における影響の重要性が語られた。
最後に第57号議案の廃棄物処理条例の一部改正が審議され、手数料を有料化するが背景や意義について活発な質疑応答が交わされた。その結果、有料化が市民の資源循環意識を高める契機となるとの意見が相次いだ。
また、議員提出議案として性犯罪に関する刑法改正、介護職員の処遇改善、加齢性難聴者の補聴器購入公的補助、国民健康保険制度の国庫負担増額を求める意見書がそれぞれ賛成討論を受けて採決が行われたが、議第8号及び第9号議案は否決となった。
市長の閉会挨拶では、地域防災への取り組みや今後の文化振興、なかでも夏祭りなどの地域振興策への期待が示され、地元市民とのつながりや協力が重要であると呼びかけられた。