令和元年第2回ふじみ野市議会定例会が開会した。
本会議では、議員21名の出席の下、会議録署名議員の指名から各議案の上程までが行われた。
特に、市長高畑博氏が行った挨拶において、国内外の様々な状況に触れながら市政の重要な課題や展望について言及した。
高畑市長は、梅雨入りを控えた時期における天候の変化を注意喚起し、特に集中豪雨による災害への備えの重要性を訴えた。
また、先月発生した川崎市での凄惨な事件を挙げ、子供たちの安全確保に向けた地域との連携を強調した。
さらに、米中の貿易摩擦や極めて不安定な経済環境に言及し、特に半導体や電気機器への影響を懸念する声が上がっているとして、市はその状況にも留意していく必要があると述べた。
今回の定例会では、平成30年度ふじみ野市一般会計の繰越計算書や特別会計に関する報告も行われ、それぞれの経費の流用が議論された。
高畑市長は、次回の会議に向けた議案について、より多くの市民に市政や就職活動を知ってもらうとの思いから採用方法の見直しや新システムの導入を発表した。
続いて、議会運営委員長の報告が行われ、次回議会の日程や議員の質疑方法についても具体的な提案が行われた。
議長は、報告に対して質疑を受け付け、議事が滞りなく進められるよう引き続き調整を行う考えを示した。
今後も市民の安心と安全を最優先とし、社会情勢に応じた適切な対応を取ることが議会全体の願いであることを市長が号令し、会期決定や各議案についても審議されることとなる。