令和2年6月の定例会が開始された。本会議では会期が15日間に決定し、市長による新型コロナウイルス対策に関するあいさつが行われた。
市長の高畑博氏は、感染拡大の影響により社会生活に変化が生じていると述べ、亡くなった方々への哀悼の意を表した。また、緊急事態宣言の解除に伴い、学校や公共施設を段階的に再開する方針を示す。
高畑市長によると、学校活動は分散登校から始まり、公共施設も全て再開するが、3密を避ける措置が必要と述べた。市民への感謝とともに、今後の感染波への警戒も促す。
次いで、次期議会の運営に関する報告がなされ、議会運営委員長の小高時男氏が、会期日程の具体的な内容を報告した。報告には質疑の進行方法や市政への一般質問の枠組みについても詳細が述べられた。
報告によると、新型コロナウイルスへの対応として、議会内での感染予防策が徹底されることが確認された。議員はマスク着用の下で発言し、発言時には密が発生しないよう配慮される。
一方で、議会運営委員の選任や意見書の処理結果についても報告され、新たに近藤善則議員が運営委員に加わることが決定された。市長が提案した各議案は全体で29件にのぼり、予算案の補正が主題となっている。
市長はまず、令和元年度の一般会計や水道事業会計に関する継続費繰越計算書の報告を行い、各項目について詳細な説明を加えた。議員からの質疑は例年通り行う予定である。
最後に次回議会の日程について言及があり、議案調査のための休会を経て、次回は午前9時30分から再開されることが告知された。
市議会は社会状況の変化に対応しつつ、市民生活の安定を脅かさないよう努める方針が示された。