令和3年6月8日、ふじみ野市議会第1委員会室で市民・都市分科会が開催され、補正予算が審議された。
主な議題は「令和3年度ふじみ野市一般会計補正予算(第2号)」であった。分科会長の山田敏夫氏が開会を告げ、議案の内容を説明した。
この議案では、歳入として国庫支出金や諸収入が含まれている。特に国庫支出金について質疑が行われ、出席委員からの質問は行われなかった。次に、歳出に関する質疑が行われた。
西和彦委員は、総務費に関連して夜間照明の調整について質問した。これに対し、文化・スポーツ振興課長の吉村敏世氏が、葦原中学校の利用ができない現状と大井東中学校での利用促進を説明。吉村氏は、「葦原中学校は昨年の7月から利用を停止しています」と述べた。
また、小林憲人委員は、大井東中学校への移行に伴うタイムラグの有無について問われた。吉村氏は、既に葦原中学校からの利用受付を停止しているため、タイムラグは生じないと答えた。さらに、小林委員はお祭りの中止に関する意見を表明した。
七夕まつりとさくらまつりの中止に伴い、市民の楽しみが減少している点を指摘し、代替案を求めた。これに対し、産業振興課長の葛籠貫智洋氏は、「昨年、今年と中止の経緯がある」としつつも、商店会による竹飾りの提案を紹介。
加えて、足立志津子副分科会長は、支援金の管理体制について質問した。葛籠氏は、昨年同様の体制で、さらに今年は人材派遣会社を活用することも説明。
市の支援対策に対する質問が続く中で、塚越洋一委員は小規模事業者への周知が難しい点を指摘した。委員は、「掲示板などの直接的な手法が効果的だ」と意見を述べ、産業振興課長は後日検討することを約束した。
今回の審査結果において、分科会長は報告書作成の一任を受け、質疑終了を確認。会議は午後1時34分に終了した。