令和5年6月9日、ふじみ野市議会において、総務・教育分科会が開かれ、令和5年度一般会計補正予算について審議されました。
議題となった第33号議案では、歳入や歳出、特に総務費と教育費に関する内容が取り上げられました。特に注目されたのは、住民情報系システム運用事務についての予算計上で、床井紀範委員が詳細に質問を行い、マイナポイントの誤登録に関連する問題点が明らかになりました。これに対し、黒田英司情報・統計課長は、デジタル庁による調査が行われているものの、具体的な情報は把握していないと説明しました。この点について、床井委員は、個人情報保護に関するチェック体制の強化を要望しました。
さらに、教育費の小学校施設管理事業についても議論が行われました。上野台小学校のキュービクル更新工事が進められる中、資材不足により遅延が懸念されています。内田和明教育総務課長は、状況に応じた調整を行っていると述べました。
図書館管理運営事業の大規模改修工事についても重要な議題として検討されました。永倉秀雄社会教育課長は、上福岡図書館が29年の経過を経て、経年劣化による問題を抱えていることを明らかにし、全面改修へと進む意義を強調しました。この工事は図書館の安全性や機能の向上につながるため、多くの市民にとって価値があると期待されています。