ふじみ野市議会は令和4年12月20日に定例会を開催し、重要な議案の審議を行った。
この会議では、埼玉県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙の結果報告が行われ、木津雅晟三郷市長が当選したことが確認された。これに加え、議会は令和4年度ふじみ野市一般会計補正予算に関する議案の審議も行った。
特に、第95号議案の専決処分や第96号議案の一般会計補正予算第7号は、歳入において市税の見込額変更があり、一定規模での増額となる見通しがあった。議員の西和彦氏(市民・都市常任委員長)は、「この補正は、債務負担行為の追加補正など市の基盤構築に寄与するもの」と述べた。
また、議第108号議案に関しては、ふじみ野市国民健康保険税の改正が可決された。これに対し、日本共産党の塚越洋一議員が反対討論を行い、「国の責任を棚上げする現状から脱却すべき」と訴えた。
議会では、市民福祉と地域経済の維持・発展に向けた様々な条例も可決された。特に、ふじみ野市子ども支援に関連する放課後児童クラブと図書館の指定管理者については、両議案とも賛成多数で可決され、地域の子供たちや市民への支援が明確に進むこととなった。
この他にも、多くの補正予算や条例改正が審議され、議員や市長が市民生活向上に向けた意見や提案を述べた。市長の高畑博氏は「国の方針に基づき、市民の暮らしを守るために取り組む」と強調し、会議の終了を迎えた。総じて、今回の会議は市民福祉と地域経済に関わる様々な施策を確認・修正する重要な場となった。