令和元年第7回予算決算常任委員会市民・都市分科会が開催され、二つの議案が審議された。
審議の中で、台風19号による修繕や保全の必要が強調された。特に、弓道場シャッターの損壊については、文化・スポーツ振興課の吉村敏世課長が説明を行った。彼は、シャッターが風の影響を受けて壊れたことを述べ、修繕が完了し取付けも行ったと報告した。
一方で、委員からシャッターの強度についての疑問が提示された。塚越洋一委員は、同じ強度で修繕してもまた壊れるのではないかと懸念を示した。その問いに対し、吉村氏は、同様の突風による損壊が起こらないよう対策を講じていると応えた。
また、土木費に関する質疑も行われ、近藤善則委員は、土砂による影響とその対応に言及。公園緑地課の北澤豊課長は、台風後の関係団体への情報提供を行っていると説明し、現状の施設開放が遅れていることを報告した。今後は、年度内までに施設の開放を目指す方針を示した。
さらには、委員は市が土砂処理を行う手法についても質問した。北澤氏は、土砂を現場で処理する方法をとっており、環境省への補助金申請も検討しているとのこと。
続いて、作業の進捗に関する報告もあり、公園樹木剪定業務の対応が言及された。倒木や支障が生じた公園の現状についても、吉村氏が説明し、安全性を考慮した対応が求められるとした。
議案審議を通しては、事業内容の詳細や費用の見直し、実施体制の強化などの点が各委員から指摘され、慎重な対応が求められた。閉会に際し、今後の安全対策の強化と、台風対応の課題についても引き続き意識するよう議会は総括した。