令和5年12月6日、ふじみ野市議会第1委員会室にて市民・都市分科会の会議が行われた。議題は、令和5年度ふじみ野市一般会計補正予算(第6号)の審査である。
委員会では、補正予算の内容やその財源について厳密な質疑が行われた。特に、スポーツ施設への空調設備導入については、加藤恵一委員が具体的な財源に言及し、文化・スポーツ振興課長の吉村敏世氏は「調査業務委託は一般財源だった」と述べた。その後、加藤委員は「空調設備の導入には防災事業債の活用は可能か」と質問し、吉村氏は「来年度以降の補正予算での検討を予定している」と回答した。
また、文化協会補助金についても質疑があり、塚越洋一委員が増額の背景について尋ねた。吉村氏は、補助金の増額は設立早期の活動を支えるためであると説明した。この動きは、文化活動の充実を図るものであり、令和6年度には新たな事業費も確保される予定と説明した。
立地適正化計画策定についても熱心な質疑が展開された。加藤委員は、都市機能誘導区域と居住誘導区域について質問し、都市計画課の城田一伸主幹は、「この計画は都市再生特別措置法改正に基づくもので、市全体の観点から決定される」と答えた。これにより、市の持続可能な発展が目指されることが強調された。
最後に、各委員からの質疑が終了し、議案の審査結果は分科会長に一任することが決定された。会議は予定通り午前11時19分に閉会した。これらの議案は、今後の市の運営にとって重要な要素となる見込みであり、市民生活や地域の文化振興に貢献することが期待されている。