令和3年第4回ふじみ野市議会において、床井紀範議員が市政に対する一般質問を提出した。この中で、特に防災や水害対策に関する問題が強調された。
床井議員はまず、大原二丁目地域における防災道路の必要性について言及した。同地域のマンション開発に伴い、消防活動への支障が懸念される。この点に関し、床井議員は「防災道路の整備は市の責任で行うべきだ」と主張し、住民の安全を確保するための対応を求めた。
また、川越江川流域における水害対策についても質問がなされ、下水道事業計画や新河岸川河川整備計画との連携が必要であると強調した。特に、埼玉県に対し、排水能力の向上を求めるべきだと述べ、市としての具体的行動を促した。
特別障害者手当制度についても言及し、申請件数や認定件数の周知徹底が求められる中で、医療機関への啓発の必要性を指摘した。特に、障害者手帳がなくても手当が支給されることを理解していない人が多いとし、情報発信が重要であると述べた。
市内の公園整備に関しては、地域住民が自由に外遊びできる公園の重要性が強調され、公園面積の確保に向けた施策を求めた。
最後に、市民農園について水道やトイレの整備が必要であるとし、近隣自治体の状況を踏まえつつ、市としての見解を求めるなど、市政に対する幅広い視点からの提案があった。
床井議員の質問は、ふじみ野市民の生活に直結する問題が多数含まれており、安全や福祉の向上に向けた具体的な対応が求められる内容であった。議会は今後、これらの課題にどういった具体策を講じるかが注目される。