令和元年第3回ふじみ野市議会定例会が開催され、様々な議案が審議された。主要な議題である一般会計補正予算については、賛成意見と反対意見が交わされる中、最終的に可決される結果となった。特に、第59号議案では令和元年度ふじみ野市一般会計補正予算(第4号)の可決がポイントとなり、賛成に回った議員はその内容を評価した。議員の一人である山田敏夫総務・教育常任委員長は、「この予算は市民サービスの向上に寄与するものであり、特に幼児教育無償化に向けた施策が評価できる」とコメントした。今回扱われた補正予算は、歳入の確定に基づくもので、具体的には幼児教育無償化に関する国県支出金の調整や、今年度の姉妹提携事業の為の資金確保などが含まれている。反対意見としては、塚越洋一議員が「補正予算の財源面に不安が残る」と指摘し、特に文化施設整備事業にかかる経費が市民にはまだ示されておらず、透明性が求められると発言した。
さらに、議第60号議案である国民健康保険特別会計補正予算についても、議論が行われたが、こちらも可決され、医療に関する基金の使われ方や財源確保の視点が触れられた。新井光男議員は、「この補正予算が国民健康保険の安定化に寄与することを期待している」と語った。
一方で、議第16号議案において会計年度任用職員制度に関する意見書が取り上げられ、これに対する賛否が分かれた。賛成派はこの制度により非正規職員の待遇が改善される期待を寄せた。一方、反対派は財政負担の懸念を表明し、国からの財政措置が不透明な中での導入に疑問を呈した。詳細な議論が行われ、最終的には賛成意見が多数を占め、意見書は可決された。