令和3年第3回ふじみ野市議会定例会が行われ、さまざまな内容が報告された。
初めに、市長のあいさつでは新型コロナウイルスの影響について言及。高畑博市長は、「現在の感染状況は非常に厳しいものがあり、医療体制が逼迫している」と述べた。また、ワクチン接種の進捗についても報告し、「65歳以上の接種率が85.8%に達している」と強調した。
一方、議案審議の中では第68号議案として、ふじみ野市個人情報保護条例等の一部を改正する条例が提出された。この改正により、デジタル庁設置法に対応した条文の整理がなされる。
さらに、令和2年度の財政状況についても多くの報告があり、特に一般会計の報告が注目された。竹松紘一郎監査委員は、令和2年度の一般会計の歳入総額が567億2,559万2,470円に達し、歳出総額がそれに対し538億8,217万8,006円であることを報告。形式収支は28億4,341万4,464円となり、実質収支額が20億649万5,696円とされる。
また、議員辞職についても報告があり、谷新一議員がふじみ野市長選挙に立候補するため辞職の意向を示したことが述べられた。
議会運営においては、大築守議会運営委員長が議会の運営について詳細な報告を行い、本定例会の会期が9月24日までの26日間に決定されたことが確認された。
市民生活に直結する重要な内容が多く議論された今回の定例会は、市民への影響が大きい様々な政策が進む中での運営である。議会の活動が今後どのような結果をもたらすか、市民の注目が集まる。