令和5年9月、ふじみ野市第3回定例会において、市政に対する一般質問と各施策についての詳細な議論が行われた。特に少子化対策や障害者支援、教育施策に関する質問が目立った。
坪田敏孝議員は、少子化対策の現状と施策の評価を尋ねた。市は出生数の減少を認識し、母子保健事業や子育て支援を強化しているが、具体的な効果を検証する必要があると回答した。また、プログラミング学習の重要性を訴え、自由に学べる環境の必要性を強調した。
軽・中等度難聴者への支援に関しては、補聴器購入助成や聴覚チェックシートの活用を提案。これにより、高齢者や子供の聴覚問題への対応を強化する意義が語られた。福祉施策としても重要であるため、今後の取組みに期待が寄せられる。
熱中症対策では、特に猛暑が続く中、避難所をクーリングシェルターとして指定する必要性が議論された。市は公共施設の開放を行い、県などと連携しながら取り組む姿勢を示した。特別警戒情報に基づく迅速な 대응も求められた。
通学路の安全確保においても、多くの意見が集まり、見守りの重要性が強調された。地域の協力を得て、防犯カメラの設置や情報提供を推進する必要性が伝えられた。教育委員会は学校との連携を強化し、ケアに努める方針を表明した。
また,デジタルシステムの導入に向け、オンラインでの口座引き落としや児童への電子連絡を推進する考えが示された。特に、教育に関するICT化の進展が期待されている。
さらに、地域農業振興に関しては、農業従事者の支援制度の拡充が求められ、武蔵野の落ち葉堆肥農法の魅力を地域振興にも活かすべきとの意見も交わされた。