令和2年第3回予算・決算常任委員会が開催され、ふじみ野市の各種予算案が議論された。重要なテーマとして、市民・都市分科会での一般会計、 水道事業会計、そして下水道事業会計の予算案が詳細に審査された。
特に注目されたのがふじみ野市一般会計予算である。この予算案は、地域の発展や福祉向上を目指す様々な施策が盛り込まれている。具体的には、国際化推進事業への業務委託料が増額され、外国籍市民向けの生活相談業務を拡充させる計画が進められている。これにより、外国籍市民が増えている現状への対応を強化し、生活サポートの充実が期待されると協働推進課の桑子恵美課長は述べている。
また、七夕祭りの補助金についても議論が交わされた。約1,400万円の補助が計上されているこの事業については、竹飾りや地域住民のモチベーション向上が求められる。商業振興を図るためにも、さらなる活用が期待されている。事件の際に一堂に集まった住民意見が、地域振興にどのように反映されるかについても意見が述べられた。商店街の活性化や市民イベントの実施が、市内の盛り上がりに寄与するとされ、今後の取り組みに注目が集まる。
水道事業では、収入減に伴う逆ざやが懸念されており、上下水道課の木村裕之主幹は、供給単価や給水原価の見直しについて言及。一般的に水の使用量が減少している中、今後の持続可能性に向けた取り組みが求められる。実質的な改定を行わなければ、厳しい状況が続く可能性がある。
下水道事業においては、ストックマネジメント計画策定業務が新たに計上されており、老朽化防止策や効率的な更新の重要性が強調されている。全体を見て、ふじみ野市では地域の要望やニーズに応える多様な施策が、この予算案に盛り込まれていることが認識された。
市民の生活向上と地域の発展を目指し、さまざまな施策が進められている中で、住民の意見反映や安全対策の徹底が重要なテーマであり、さらなる検討が期待される。