令和4年12月7日、ふじみ野市議会第1委員会室にて市民・都市分科会が開催された。今回は市の補正予算に関する3議案が取り上げられ、皆の注目を集めた。
最初の議案である令和4年度ふじみ野市一般会計補正予算(第7号)では、塚越洋一委員が土地売払収入について質問した。これに対し、都市計画課長の谷古宇洋介氏は、売払い収入は上沢勝瀬通線整備事業に関連し、土地の売買契約によって生じたと説明した。売払い面積は15平方メートルで、残地はないとのことだ。
続いて、今回の補正予算では公園緑地課が提案した荒川運動公園の駐車場修繕工事が審議された。北澤豊公園緑地課長は、駐車場の設置台数を増やすための整備計画を報告した。現在の駐車場では、来場者数が増加し、十分に駐車できない状況が続いているための対策である。
次に、第99号議案ではふじみ野市水道事業会計補正予算(第2号)が議題に上がった。上下水道課主幹の大塚昌利氏が水道料金の減免を説明した。この減免は、物価高騰とコロナ禍による市民支援を目的としており、約2億390万円の見込額がある。一方、一般会計の負担金は2億594万9,000円に膨らむという状況だ。
近藤善則委員は、減免実施に際して市民からの要望があったのか質問し、大塚氏は特段の要望はなかったと述べた。そして、庁内での判断で実施された背景を詳しく説明した。この支援策は基本料金を上限としており、幅広い市民に恩恵を与えるものと期待されている。
最後に、第100号議案のふじみ野市下水道事業会計補正予算(第1号)も審議されたが、特に質疑はなく終了した。全体として、補正予算案は市民生活を支える重要な施策と位置づけられていた。西和彦分科会長は質疑を一通り終え、報告書作成を分科会長に一任することを決定した。