令和3年第1回ふじみ野市議会定例会が3月18日、開会された。
今議会では、近藤善則議員からの陳謝が行われた後、常任委員会からの議案報告及び採決が行われた。特に、令和2年度の一般会計補正予算(第13号)が注目され、市民からの手続き等の質問も上がった。
また、新型コロナウイルスに関連した補正予算については、さらに多くの支援が求められる意見が寄せられた。足立志津子議員は、「基金を活用しても市独自の対策が必要だ」と述べ、地域経済支援策の重要性を強調した。
第7号議案、ふじみ野市立児童発育・発達支援センター条例では、利用者のさらなる支援体制を強化することが求められる中、賛成討論が相次ぎ、「早期発見・早期療養が重要である」と指摘された。さらに、同センターの公設化により、運営審議会の設置が期待される。
また、議第3号議案である「75歳以上の医療費窓口負担の中止を求める意見書」は、相当数の議員から賛同を得ているにも関わらず、否決されたことへの反発も聞かれた。議員たちは高齢者の負担増加に反対し、国としての早急な対応が必要だと一様に語った。
今回の定例会では、上福岡駅東口駅前広場整備工事の請負変更契約についても審議され、工事内容の変更に対して質疑が行われた。櫻井進一都市政策部長は、「設計に際し、鋼材数量増による契約変更があった」と説明したが、設計段階での見直しやチェックの強化が求められた。
議第4号議案の生活保護申請における扶養照会の見直しについても討論が交わされ、扶養照会が申請者に与える負担の軽減を訴える声が上がった。生活困窮者支援がより一層求められる中で、その運用が見直されるべきとの見解が広がった。
最終的に、議会は多くの議案を可決したが、依然として新型コロナウイルスへの対応が重要なテーマであり、市民生活向上のための施策をさらに推進する必要性が強調され、今後とも議論が続くことになると思われる。