令和5年9月15日、ふじみ野市議会は定例会を開催し、さまざまな市政に関する質問がなされた。特に、パートナーシップ宣誓制度の現状と課題については、議員からの関心が高まっており、現在本市には7組が宣誓されている一方で、法的効力が無いことから実質的なサービス提供に限界があるとの指摘があった。また、ファミリーシップ制度導入の必要性についても触れられ、市としては現在の制度の理解促進が優先とされ、他自治体の状況を踏まえた研究を進める意向が示された。
公園のリニューアルについては、段差解消やバリアフリー化が進められている。県の福祉まちづくり条例に基づき、出入口の段差解消とトイレの更新、親水環境の整備が重要な課題として取り上げられた。特に、遊具の新設や流水施設の導入に関しては地域のニーズを考慮しつつ、評価が行われることが期待されている。
次に、高齢化と老朽化を抱えるマンション問題に関し、区分所有の共同住宅に対する実態調査が実施されたことが報告された。課題として、管理組合の意見や要望を聞き入れ、協力体制を築くことの重要性が強調された。また、マンション管理士との相談体制確保についても言及され、専門家との連携が進められることが期待された。
最後に、新型コロナ第9波への対応に関する情報提供が行われた。新型コロナウイルス感染症が5類に移行した後でも、市民に対する基本的な感染対策の徹底が呼びかけられ、ワクチン接種についても推進される方針が確認された。また、感染者数の増加傾向が報告されており、引き続き慎重な対応が求められている。今後の各施策の進展に期待が寄せられている。