令和6年3月定例会において、ふじみ野市の市政に関する重要な課題が複数議論された。
特に、地震対策としての水道管と住宅の耐震化に関して、重要な質問が上がった。
市の水道局は、耐震化の進捗に関して説明を行い、現在の耐震化率は、地震動レベル2に対応したものが約15%、レベル1に対しては約66%に達しているとした。この目標は、今後の更新事業においても、一貫した耐震化策が採用される見通しだという。
また、住宅についても、住宅耐震化促進を目指す計画に基づき、市は94.47%の住宅の耐震化を達成したと報告。市は今後、耐震診断や改修の補助を行い、特に耐震性がないとされる6,121戸に対する啓発や対策が急務である。
さらに、ブロック塀に関しては、通報に基づく対策が講じられているが、具体的なブロック塀の全体数は把握していない。今回、発言した議員からは、ブロック塀の安全度の確認や撤去の必要性を市に強く訴える意見があった。
次に、部活動の地域移行についても話題に上がり、外部指導員を導入することで教員の負担軽減が図れることが示唆された。教育委員会は、地域スポーツクラブとの連携強化に取り組んでおり、今後も外部指導員の確保が進められるという。
また、公園遊具の改善策も取り上げられ、大型遊具の導入による遊び場の充実について意見が交わされた。特に、今後の設置計画には市民からのニーズも踏まえて進められる方針が示された。
最後に、がん患者への支援というテーマも含まれ、市はがん検診の受診を啓発する取り組みを強化する意向が示された。特にがん患者とその家族に向けた相談窓口の設置やアピアランスケアの導入についても今後の課題として認識されている。