令和3年第3回ふじみ野市議会定例会が開催され、市政に対する一般質問が行われた。議員たちはこれまでの政策進捗や新たな課題について討議し、地元の重要な課題に対する施策を検討した。
初めに、鈴木美恵議員が上沢勝瀬通り線整備事業について質問。地域の安全確保とふじみ野駅へのアクセス向上のため、整備の進捗を確認したいとのこと。執行部の櫻井進一都市政策部長は、業務が進んでいることを報告し、地権者との用地取得や交通安全対策を進めていると述べた。特に、使用する道路の安全対策についても議論された。加えて、地域住民への周知や工事中の交通安全対策にも言及し、工事開始に向けた準備が進められていることを強調した。
次に、妊産婦・乳幼児を守る災害対策についても質問が続いた。鈴木美恵議員は、妊産婦への配慮が必要な状況を指摘し、災害時の情報提供についての充実を求めた。米村芳一総務部長は、現在の備蓄状況や避難所での支援体制について答弁し、今後もより良い策を講じていくと述べた。また、妊産婦・乳幼児専用の避難所設置の要望に対しても前向きな意見が交わされた。
さらに川畑京子議員が、子宮頸がん予防の取り組みについて質問した。子宮頸がん検診の受診率を引き上げるための施策の必要性が議論され、現在行っている無料クーポンの配布状況などが説明された。議員は市民の健康を守るため、早急な情報提供と啓発活動を強く求めていた。
最後に、上福岡駅東口駅前広場整備についても話し合われた。整備工事が進む中、地域住民からの要望にも配慮されていることが確認された。市の交通安全対策が進んでいる中で、まだまだ改善点があれば次回に向けて適宜議論を重ねていくことが必要であるとの意見も寄せられた。
今回の一般質問を通じて、議員たちは市民の声を反映させる重要性を改めて認識した。また、多様な観点からふじみ野市の未来を考える有意義な機会となったと言えよう。