令和5年3月2日に開催されたふじみ野市民・都市分科会では、令和5年度の予算案が審議された。
まず、一般会計予算については、土木費や水道費、下水道費にかかる質疑が行われた。特に道路反射鏡設置工事について、小林憲人委員が予算計上の理由や想定件数について質問し、道路課の大川一彦主幹が今年度は2基の設置予定で、基礎工事も含めた計画であることを説明した。
また、塚越洋一委員は自転車通行空間の標示設置費用に言及し、周知が不十分である点を指摘した。道路課主幹の大川氏は、交通安全に関する看板設置の検討や周知活動を行う意向を示した。
次に、足立志津子副分科会長が地域公共交通活性化協議会の負担金に関する質疑を行い、詳細な費目について説明を受けた。協議会の事業費が昨年度より増加している理由について、車両の減価償却や新コース設置の影響があると説明された。
水道事業会計予算に関する審議では、塚越委員からの質問に対し、上福岡の浄水場改修や管の更新に関連する予算が計上されており、これに伴う電気代や動力費の増加についても取り上げられた。上下水道課の髙橋氏は、動力費の1億円の増加が見込まれており、それに対する経営努力の必要性を強調した。
最後に、下水道事業会計予算では、公共下水道整備の進捗について、特に市街化調整区域における事業の見通しが語られた。今後も効率的な事業運営が求められているとのことだ。
分科会長の西和彦氏は、本日の質疑に基づき今後の予算の精査と市民への説明責任を果たすとともに、各部門の連携を強化する意向を表明した。