令和3年9月10日、ふじみ野市議会第1委員会室で生活・福祉分科会が開催された。
この会議では、令和2年度の各種決算についての審査が行われた。
主要な議案は、一般会計、国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療事業特別会計の歳入歳出決算である。
第62号議案に関しては、川畑京子委員が保健センターによるコロナウイルス対策に関する費用について明細を確認した。金子学保健センター主幹は、予備費から充用した319万3,000円の一部が感染対策物品の購入に当たることを説明した。これには、フェースガードとアルコールジェルの購入が含まれる。
また、第63号議案の国民健康保険特別会計について、木村裕之保険・年金課長は、収入が前年よりも改善したと説明する中、コロナ禍での受診控えが影響したと指摘した。この年度の国民健康保険基本方針に基づき、被保険者数は570人減少したが、収納率は92.2%、前年からの改善が見られた。
さらに、第64号議案における介護保険特別会計の審査では、介護サービス利用者の減少が報告され、サービスの受け控えによる課題が浮き彫りになった。増村規子高齢福祉課長は、コロナによる影響で介護サービス利用が抑制され、重度化のリスクについて懸念を示した。
最後に、第65号議案後期高齢者医療事業については質疑が行われなかった。全ての議案に対する質疑を終え、分科会は会議を終了した。これからの市民サービス向上に向けての課題と方向性が再確認される結果となった。