令和6年第2回予算・決算常任委員会生活・福祉分科会が開かれ、主に補正予算及び各種事業の進捗状況が議論される。
今年度の補正予算案には、令和5年度のふじみ野市一般会計補正予算が含まれ、今回の補正が必要となった背景について、原田雄一分科会長は「市民生活の安定を図るための必要経費である」と説明した。
特に注目されたのは、国民健康保険特別会計に関連する予算内容である。木村裕之保険・年金課長は、「国の経済情勢を反映した形で、必要な財源を捻出することが求められている」と指摘し、その結果生じた課題への対応が重要であることを強調した。例えば、病院への通院や治療費の削減が住民負担の軽減につながるとの見解を示した。
介護保険関連の議案では、齊藤晶子高齢福祉課長が介護サービスの質向上とともに、システム改修による効率化を提案。今後の高齢化社会に備えた体制が必要であるとの意見が出た。
最後に、地域型介護予防教室の運営や、eスポーツを通じた高齢者の健康増進プログラムに関する議題も挙がった。新たな取り組みであり、地域包括支援センターによる企画が重要であるとされ、地域住民の参加が期待される。