令和6年6月の定例会が開催され、議員による市政に対する一般質問が行われました。さまざまなテーマが取り上げられ、特に防災対策や防災井戸、創業支援と地域経済の活性化、さらには障がい者スポーツへの取り組みが注目されました。
川島秀男議員は最初に防災対策について質問し、特に能登半島地震が引き金となり市内の防災体制、特に水道の重要性が強調されました。彼は、防災井戸や貯水槽の設置状況、また家庭用雨水タンクの設置に関する補助の提案を行い、災害時の住民の生活を守る方法に議論が集中しました。
次に、経済活性化がテーマとなり、創業支援事業の意義が問われました。新型コロナウイルスの影響からの回復を目指し、商店街の活性化に向けた取り組みやその結果が議論されました。本市における新たな創業支援の施策や、実際に効果を上げているとの報告もありました。
また、鈴木宏樹議員と板倉篤議員は、スポーツ推進や市内公園の整備ついても質疑を行っています。特に新設された公共施設予約システムの変更点や、予約を公平に行うための取り組み、また障がい者スポーツへの対応が求められ、具体的な方策が検討されていることが述べられました。
また、公共施設の修繕計画についての発言もあり、施設の維持管理に関する費用やリノベーションの計画が話し合われました。今後、人口減少が予測される中での公共施設の在り方に関しても大きな関心が寄せられました。
市長は、地域の経済活性化とスポーツ振興を重要視し、さまざまな施策を講じていることを強調し、地域住民とのコミュニケーションを大切にしながら取り組んでいく意向を示しました。この定例会での議論を通じて、市民のニーズに応じた施策が求められることが再確認されました。