令和2年12月3日、ふじみ野市議会第1委員会室で、令和2年度ふじみ野市一般会計補正予算第9号が議論された。参加者は伊藤美枝子分科会長を含む7名の委員であり、重要な施策に対する質疑が行われた。
市民活動の推進や環境保護、交通の円滑化を目指す内容が多く含まれた議案である。特に、東京電力からの賠償金の減額については、足立志津子委員がその理由を尋ねた。
環境課長の宮寺和美氏は、賠償金が東日本大震災に由来するものであり、今年度は排ガスの測定が対象外となったため、減額となったと説明した。市民からの質問も多く寄せられた。
また、環境センターの収入について鈴木美恵委員は内訳を求め、宮寺課長は、再商品化合理化拠出金が容器包装プラスチックに由来していると答えた。この問題については、リサイクルが期待されており、ふじみ野市では95%以上が品質の良いものであるため、収入が確保されていると強調した。
加えて、葦原中学校の夜間照明撤去について、足立委員は撤去が市民の合意によるものか確認した。文化・スポーツ振興課長の吉村敏世氏は、利用者に説明を行い、理解を得たとの回答を行った。
子ども大学実行委員会負担金の中止については、コロナの影響で参加者が見込めないことを根拠に村田頼信協働推進課長が説明した。産業業務の担当課では、中止の決定に関する話し合いが行われたと述べた。地域の活性化に寄与するために、来年度の実施についても議論された。
全体として、市民の生活向上を図るために必要な経費について慎重に検討されている様子が見受けられた。今後も市民にとって有意義なサービスや予算の使用が行われるか注目される。議案は全ての質疑を経て、審査が終了し、報告書作成が分科会長に一任された。